・済美(愛媛・準優勝)
あまり知られていませんが、実は04年春に全国制覇をした後に部員の不祥事が発覚し、一時は出場が危ぶまれました。夏の大会直前まで対外試合が禁止され、一番実戦経験を積むのに最適な時期を棒に振ってしまいました。
しかし、終わってみればそれを全く感じさせない見事な準優勝でした。
大会前からかなり注目度の高かったスラッガー、鵜久森くん。愛媛県大会では徹底マークされて打率.188と振るいませんでしたが、甲子園では.556・3本塁打と大いに本領を発揮してくれました。
相手チームは、大胆に外野フェンス際まで下がって守る「鵜久森シフト」が流行しましたが、彼のバッティングはそれを上回りましたね。
04年春の優勝投手・福井くん。初戦の秋田商戦では打ち込まれて、どうなる事かと思いましたがそこから準決勝までは二点以内に抑える好投を見せました。しかし、決勝では疲れもあってか大量失点を喫してしまいました。
前のページでも言いましたが、夏を制するには一人の投手ではなかなか厳しいものがありますね。
でも、まだ二年生だけに今後もチャンスがあります。これからの活躍も期待したいです。
名将・上甲監督、選手の心を掴む指導方法は流石だと思います。創部わずか二年で、全国にその名をとどろかすチームを作り上げたのですから。
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