2.頼れる指揮官・ボビー。
「ボビー」、そう親しみを持って呼べるのがバレンタイン監督です。ですから、私もここから先「ボビー」と表記します。選手もファンも、みんな「ボビー」と呼んでますから。
前にマリーンズの監督をした95年には、2位と言う好成績を残しながらも広岡GM(当時)との折り合いが悪く、1年限りで辞任してしまいました。
そこからマリーンズはBクラス(4位以下)が続きました。だから、マリーンズファンとしては待望の再登板でした。
ボビーは、ファンを人一倍大事にします。
95年に失意のうちに千葉を去った時に手紙で激励したファンの為に、感謝状を添えて球場の内野席に招待する粋な計らいも行いました。
球団の宣伝にも積極的に登場し、3塁側のマリーンズベンチが良く見える席は「ボビーシート」と称して、ボビーの写真入りのチケットになっています。海浜幕張駅前には「バレンタイン神社」もあります(笑)。
また、メッセージ入りのカードが入った「バレンタイン弁当」まであります(爆)。中身は、マリーンズの主力選手に因んだ料理になっています。私も買ってみましたが、なかなかおいしかったですよ^^。
今までの監督で、弁当になったりした人がいたでしょうか?監督ばかりが前面に出るのは多少抵抗がありますが(苦笑)、そのくらいファンにも選手にも慕われているし、「ファンが喜ぶ事なら積極的にしよう」と言うボビーのサービス精神も見えます。試合前にグラウンドからフェンス越しにサインをする姿も、見た事があります。
マリンでの試合の時には、守備につくマリーンズの選手と共にボビーの名が呼ばれ、サインボールをスタンドに投げる姿も見られます。
ボビーは、選手がミスをしても責めるような発言はしません。むしろ、負けた時でも前向きなコメントが良く聞かれます。ファンへの感謝の言葉も、良くコメントの中に登場します。ファンとしては非常に嬉しいですね^^。
納得行かない判定には、審判に食って掛かる熱い面もあります。
マリンでふがいない内容で惨敗した時(04年5月15日、福岡ダイエーに0対21)には、ボビーと選手全員が出て来てスタンドで応援したファンに謝った事もありました。これには賛否両論ありますが、ボビーの性格からして「ファンに申し訳無いから」と謝罪せずにいられなかったんでしょう。
ボビーは「我々はファンと共に戦っている」と言う意識を他の監督より強く持っています。そう言う思いが見えると、我々マリーンズファンとしては応援のし甲斐があります。これからも、永くマリーンズの監督として、選手そして我々ファンと共に戦い続けて欲しいと思ってます。
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