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合併とは、今まで長年積み上げてきた球団の歴史を無にするものです。
分かりやすい例でいうと「フランチャイズ」つまり地元意識です。
大阪近鉄は、そう言う意味で言うと阪神の存在で分が悪いかもしれませんが、ロッテは千葉・西武は所沢・ダイエーは福岡・オリックスは神戸と、それぞれのフランチャイズの地元で愛されています。そして、日本ハムは新庄選手の活躍もあり北海道に根付こうとしています。
こうした物は、一朝一夕で出来上がった事ではありません。多くの人の努力で、作り上げられた物です。
記憶に新しい例を挙げれば、阪神大震災があった時にオリックスの選手のユニフォームに「がんばろうKOBE」のキャッチフレーズを入れて優勝するなど活躍し、神戸市民に勇気を与えたと言う事実があります。オリックスと近鉄が合併してしまうと、そう言った歴史も無造作に葬り去られる事にならないでしょうか?
<付記>観客動員
観客動員は主催者発表なので、かなり信憑性が薄い数字です。例えば、東京ドームの内野席に空席が目立っても巨人の発表は「満員・55000人」。また、千葉マリンスタジアムは収容人員30000人のはずなのに今年は「35000人」と言う数字が出てます。(勿論改装して無いですよ)
しかしながら、過去との比較の参考程度にはなると思います。
途中経過の数字ですが、今年のパリーグの観客は昨年比10%を越える伸びを見せてます。
千葉ロッテは、今年既に観客動員の新記録を出しています。
福岡ダイエーは、最近巨人の次に観客動員の多い球団です。
それでも合併が騒がれるのは、経営手法に問題があるのではと考えざるを得ません。
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