昨今プロ野球の合併問題が話題になってますが、これは今まで問題点を放置してきたツケが回ってきたんだと思います。
そもそも、パリーグの観客動員は不況の現在も増え続けてます。(3ページ目の付記に観客動員について書きました)
まず問題なのは、不明朗な球団経営です。宣伝広告費の名目で資金を得て来た為、赤字が出ても経営努力を怠ってきました。最近、明治大学の一場投手が200万円を受け取った事が問題になりましたが、そのような事は慣例として行われてきたと言う事は公然と言われています。「関係者」と称する人物が球団に金を要求すると言う話も良く聞きます。
こうした事を改善する気が全く無いのに、合併の話だけ進むのはおかしいです。
選手側にも問題があります。
この不況にも関わらず、選手の年俸は上がる一方です。他のプロスポーツに比べても、突出した数字だと思います。
今回の問題を契機に、選手側も考えて欲しいと思います。金だけが、選手を評価する材料では無い事を。
退団後の保証が無に等しいのも、選手が年俸にこだわる一因だと思います。現役の選手の年俸を少し抑えてでも年金を充実させるべきです。
最大の問題は、球団によって収入が格段に違うことです。放送権料等は、一括管理して均等に各球団に分配すべきです。
メジャーリーグで行われている「贅沢税」(一定以上の年俸のチームが、拠出金を出す)も考える価値があると思います。
最近、巨人戦の視聴率が下がった事だけで短絡的に野球人気が下がったような偏った報道がなされてますが、先ほども言った通り全体的には観客が増えています。と言う事は、「巨人戦だから見たくない」と言うファンも少なからずいるはずです。ですから、巨人戦以外の放送もきちんと行えば巨人戦以上の視聴率を取る事も多いに有り得ると思います。
マスコミは「球界の危機」とか以前から煽りたててましたが、球界を良くするにはどうしたら良いかと言う考えが全く欠けていると思います。
上と関連しますが、今回の報道のあり方にも大いに問題があります。
西武の堤オーナーが「もう1つの合併」(結局はダイエーとロッテ)発言をしてから、幾つもの球団の組み合わせが無責任に報じられ、非常に腹立たしい限りです。「この危機をどう乗り切るか」と言う事は全く考えずに、興味本位の報道が繰り返されてきました。
巨人の渡辺前オーナーの発言を必要以上に大きく取り上げるのは、芸能ニュースのノリとしか思えません。
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